1979-05-31 第87回国会 参議院 法務委員会 第10号
そこで、伊藤刑事局長に伺いますが、いま公判になっております丸紅ルート、ロッキード事件、その他の公判の冒頭陳述を拝見いたしますと、一つは、「田中(角榮)は、同四十五年から四十六年末ごろまでの間前後三、四回にわたり、砂防会館内の田中事務所で三井物産副社長石黒規一から(中略)全日空がDC10型航空機を採用するよう三井物産を援助してもらいたい旨の陳情を受けた」という冒頭陳述の記載があります。
そこで、伊藤刑事局長に伺いますが、いま公判になっております丸紅ルート、ロッキード事件、その他の公判の冒頭陳述を拝見いたしますと、一つは、「田中(角榮)は、同四十五年から四十六年末ごろまでの間前後三、四回にわたり、砂防会館内の田中事務所で三井物産副社長石黒規一から(中略)全日空がDC10型航空機を採用するよう三井物産を援助してもらいたい旨の陳情を受けた」という冒頭陳述の記載があります。
○安武洋子君 そこで、ロッキードの公判での若狭被告の検事調書でも、「昭和四十七年十月二十日ごろの夜、三井物産の石黒規一副社長(当時)ら二人が訪ねてこられ、“実は自民党の大平派、田中派など主だった派閥にごあいさつしてあるのでDC10を採用してほしい”といわれた。“ごあいさつしてある”とは、お金を差し上げたという感じがした」と、検事調書にこう書いてございます。
たとえば先ほどもお話がありましたように、ロッキード疑獄被告である田中角榮は、ロッキード裁判丸紅ルートの冒頭陳述で検察が指摘されたように、昭和四十五年から「四六年末ころまでの間前後三、四回にわたり、砂防会館内の田中事務所で、三井物産副社長石黒規一から」「全日空がDC10型航空機を採用するよう三井物産を援助してもらいたい旨の陳情を受けた。」
亨君 箕輪 登君 渡部 恒三君 稲葉 誠一君 大出 俊君 斉藤 正男君 楢崎弥之助君 松浦 利尚君 野間 友一君 三浦 久君 鈴切 康雄君 河村 勝君 永末 英一君 委員外の出席者 証 人 (三井物産株式 会社顧問) 石黒 規一
○斉藤(正)委員 これに対して、「昭和四六年七月」これも日付が入っておりませんけれども、 三井物産株式会社 代表取締役石黒規一殿 全日本空輸株式会社 代表取締役 渡辺尚次 ダグラスDC−10型旅客機の件 拝啓 貴社益々ご隆昌の段お慶び申し上げます。 さて、標記に関する貴簡拝読いたしました。
○石黒証人 宣誓書 良心に従って、真実を述べ、何事もかくさず、又、何事もつけ加えないことを誓います 昭和五十一年六月九日 石黒規一
ロッキード問題に関する件について、来る六月九日午前十時、三井物産株式会社顧問石黒規一君を証人として本委員会に出頭を求めたいと存じますが、この点、異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
三井物産が昭和四十六年の五月に石黒規一という代表取締役の名称で全日空若狭社長にあててダグラスのDC10を買い取ってくれという要請書を出していますね。これは全日空の方から資料がずっと報道関係者に流されたわけなんですけれども、それを見ますと、十機自分の方で持っているのがあるのだ、それをまず全日空さん買い上げてくれという要求をしているのです。
○橋本敦君 わが党のロッキードの調査団が、三井物産の当時担当重役であった石黒規一氏に会っております。そのときに石黒氏は次のように述べている。四十四年七月、大庭さんから製造番号を押さえてくれという申し出があった。その後、三井物産本社において、当時社長の若杉氏、そしてダグラス社立ち会いのもとでDC10の確定発注をした。はっきり三井物産側は私どもにこのように述べているわけです。